沖縄県・本島北部、やんばるの森を舞台に 2025年7月25日（金） にオープンした新テーマパーク『JUNGLIA OKINAWA（ジャングリア沖縄）』。
元ゴルフ場跡地60ヘクタールを利用し、大自然とスリル、贅沢感を融合した「Power Vacance!!」をコンセプトに掲げています (ISCO | 沖縄ITイノベーション戦略センター)。
目玉アトラクションには：
- ダイナソーサファリ：オフロード車で恐竜ジャングルを駆け抜ける体験
- バギーアドベンチャー：自然の中を走るバギー体験
- ホライゾンバルーン：大自然と海を見渡す巨大気球
- スパジャングリア：世界最大級のインフィニティ風呂
- スカイフェニックス：19m滑空アトラクションなど
運営主体は、沖縄県名護市に拠点を置く 株式会社ジャパンエンターテイメント。企画・マーケティング支援を手がけたのは大阪のマーケティング会社 株式会社刀 です。
① Googleマップの口コミが大量削除された問題
開業直後（7月25日）には口コミが400件以上投稿されましたが、7月27日にはたった数件に激減。
Google側は「ポリシー違反のトピック外口コミが大量流入した」として、一時的に保護措置を適用し削除したと説明しています。
この動きが「口コミ工作では？」と推測され、ネット上で大きな話題と不信感を呼びました。
② プロモーションと実物のギャップ
テレビCMや公式プロモなどで使用されたCG映像が非常にドラマチックだった一方、実際の施設の規模・景観には「CGとのギャップがひどい」「展望デッキが低すぎる」などの声が続出。
「自然の中でリアルな没入感」を謳いながら、恐竜の“作り物”を目玉としたことについても、「沖縄らしさとはテーマがミスマッチ」という地元からの意見も目立っています。
③ 開業当日の混乱とアプリ不具合
訪問者のブログやレビューには、混雑時の動線不備や、駐車場運用のルール・情報が分かりにくいといった苦情が多数報告されています。
例えば、駐車場が11:30からしか使えず案内がなかった、提携駐車場経由でバス待ち、整理券取得アプリがほぼ機能しなかった、JTB経由のチケット引換に二度並び…といった混乱が記録されています。
ジャングリア沖縄の企画・マーケティングを主導したのは、株式会社刀 とその代表 森岡毅氏（CEO）。
森岡氏は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン（USJ）の再建で知られる、日本の第一線マーケターです。
森岡氏率いる刀は「刀メソッド」と呼ばれる独自のマーケティング理論を展開しており、持続可能な地域創生や価値創造を重視したプロジェクトとしてジャングリアを構想・実行しています。
さらに、オフィシャル・マーケティング・パートナーとして 沖縄セルラー電話株式会社（au）がサポートに入り、地域へのチケット寄贈や社会貢献活動も実施しています。
個人的な感想（中年男性視点・自由業者）
私はサッカー観戦や歴史散策が好きで、普段は落ち着いた旅を好む者ですが、ジャングリアは「自然×興奮×贅沢」という組み合わせが目新しく、興味を引きました。
ただ、初動の口コミや混雑の報告を見る限り、「体験設計の成熟度」と「情報整備」 に今後の改善の余地がありそうです。沖縄にまた行きたいと思っている方。訪れる前には運営側の改善状況もチェックすると良いでしょう。
案内
旅の準備や必需品はこちらからどうぞ：
まとめ
ジャングリア沖縄 は、沖縄北部・やんばるの自然を活かした新しい体験型テーマパークとして、7月25日に開業しました。
一方で、口コミの大量削除問題やプロモと実物のギャップ、初日の混乱などが話題となり、一部ではネガティブな反応も出ています。
その企画・マーケティングを担ったのは、森岡毅氏率いる刀 と、パートナーとして参画した 沖縄セルラー電話 などで構成される体制です。
今後、運営側がユーザー視点を丁寧に取り込むことで、口コミや体験の質が向上していけば、本来目指すべき「沖縄らしいパワーバカンス」の形もより実感できるでしょう。
