『古代史サイエンス2』(金澤正由樹)途中まで読んでの感想と評価
再び古代の扉を開く――前作からのスムーズな継続
金澤正由樹さんの『古代史サイエンス2』を手に取ったのは、当然といえば当然の流れでして、以前読んだ『古代史サイエンス1』が非常に面白かったからです。
新宿の本屋さんで目についたので手に取ったのが最初でした。そして古代史サイエンス2も同じ書店で目について買いました。
歴史好きの中年男として、日本の成り立ちや古代国家の実像には昔から興味がありまして、神社仏閣巡りや古本屋での歴史書探しが趣味ということもあり、この手の本は見逃せません。
前作で取り上げられたテーマ――ヤマト建国や古墳の成立、邪馬台国の位置など――はどれもロマン満載。しかも、歴史のロマンにとどまらず、科学的な視点からガッツリ切り込んでくれるので、「これは本物かも」と思わせてくれたんですよね。
今回の『2』も、DNA解析や最新の英語論文をベースにした分析が満載で、知的好奇心をくすぐってくれます。
科学と古代史の融合が生む「納得感」
読んでいて特に感じるのが、「科学の力で歴史の靄が晴れていく感覚」です。
たとえば、渡来人の話ひとつとっても、「なんとなく中国や朝鮮から来た人々が…」というレベルではなく、DNA分析や考古学的な証拠、さらには国際的な学術論文を根拠にして語られているので、読んでいて腑に落ちるんですよね。
自分が子どもの頃に習った日本史とは、だいぶ違う見方ではあるけれど、むしろこの「違和感こそ真実に近いのでは?」と思わせる説得力があります。
特に、古墳の話や、ヤマト政権と他の勢力との関係についての分析は、壮大な国家ドラマを科学という視点で読み解いていくようで、なかなかスリリングです。
途中まで読んでの率直な評価と今後への期待
まだ全体の半分くらいですが、ここまで読んで感じているのは「やはり続編にふさわしい充実ぶり」です。
専門的な内容も多いですが、語り口は比較的平易で、前作を読んでいればよりスムーズに読み進められます。逆に、未読の方には『1』から読んでもらうのがおすすめですね。
正直、「ここまでは予想通りのクオリティ」ですが、後半でどこまで深掘りされていくのか、今から楽しみでなりません。特に、建国神話と科学の交差点、ここをどう切り込んでいくのか注目しています。
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古代史に少しでも興味のある方なら、読んで損はない一冊だと思います。科学と歴史の融合に興味がある方には特におすすめです。
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※ご購入の際には、内容やレビューをご確認の上、お選びください。
以上、途中までではありますが、『古代史サイエンス2』の読書感想でした。読了後には、改めて全体レビューも書きたいと思っています。
それでは、また歴史の旅路でお会いしましょう!
