50代から始めるNISA投資 ― 成長投資枠で選ぶ「安心・高配当」銘柄
将来の年金に不安がある中で、老後資金を少しでも自分で準備しておきたい…そう思うようになったのが、私がNISAに興味を持ったきっかけです。
特に2024年から始まった「新NISA制度」は、投資枠も拡大されて、50代の私たちにもピッタリ。今回はその中でも「成長投資枠」で活用したい、安心感があって高配当が期待できる個別銘柄を中心にご紹介します。
NISAとは?かんたんにおさらい
NISAは、株や投資信託で得た利益や配当金に対して税金がかからない制度です。通常なら約20%の税金が引かれるところを、NISAなら非課税で受け取れるのが魅力。
2024年からは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」が併用可能になり、年間最大360万円まで投資できます。投資できる期間も無期限に延長されたことで、50代からでもじゅうぶん活用する価値があります。
成長投資枠でおすすめしたい「潰れない安心銘柄」+「高配当」
50代にとって大事なのは、「値動きが激しすぎない」「長期保有に耐えられる」「できれば配当でリターンも欲しい」という点ですよね。
そんな私たちにおすすめなのが、財務が安定していて、業績が堅実、そして高配当な日本の大企業です。
以下、私が実際に調べて、これは安心して持てるなと感じた銘柄たちです。
1. トヨタ自動車(7203)
世界に誇る日本の自動車メーカー。安定した業績と、定期的な増配が魅力。グローバル展開しており、EVや水素技術など将来性にも期待。
配当利回り目安:約2.5〜3.5%
こんな人におすすめ:世界に誇る日本ブランドを応援しながら投資したい人
2. NTT(9432)/KDDI(9433)
通信インフラはなくてはならない存在。景気に左右されにくく、コツコツと安定した利益を出しており、配当も手堅い。
配当利回り目安:3.0〜3.5%
こんな人におすすめ:とにかく「安定」を重視したい人
3. 伊藤忠商事(8001)/三菱商事(8058)
商社株は近年人気上昇中。世界中の資源・エネルギー・食料などに投資していて、グローバルな視点で収益を上げています。配当も高め。
配当利回り目安:3.5〜4.5%
こんな人におすすめ:世界経済の流れにも乗ってみたい人
4. 三菱UFJ銀行(8306)/三井住友銀行(8316)
金利上昇局面では銀行株に注目が集まります。日本のメガバンクは健全経営で配当も高め。今後の利ざや拡大に期待がかかります。
配当利回り目安:3.5〜4.5%
こんな人におすすめ:銀行にお金を預けるだけじゃもったいないと思う人
5. コマツ(6301)/シマノ(7309)
コマツは建設機械で世界的に知られた企業。シマノは自転車部品で世界シェアトップクラス。どちらも業界のトップランナーで、堅実な業績と技術力が魅力。
配当利回り目安:2.5〜3.5%
こんな人におすすめ:日本のモノづくりを応援しながら投資したい人
成長投資枠の活用ステップ
- 証券会社で新NISA口座を開設
→ ネット証券(SBI証券や松井証券など)が便利でおすすめです。 ⇒松井証券 - 成長投資枠で個別株を選ぶ
→ 上記のような「安心・高配当」銘柄を長期保有で検討。 - 非課税のメリットを活かして配当を受け取る
→ 配当金も非課税なので、定期的な収入としても期待できます。
注意点も忘れずに
- 株価は上下する
いくら安定企業でも、短期的には株価が下がることもあります。慌てず、長期目線で。 - 分散投資が基本
1社だけに集中投資するのではなく、いくつかの銘柄に分けることでリスクを減らせます。
まとめ:50代こそ「高配当+安心」で堅実に資産形成
私自身、「もう50代だし、今さら投資って…」と思っていましたが、NISAなら無理せず始められると感じています。特に成長投資枠を使って、安定した高配当銘柄に投資することで、将来の安心感が少しずつ積み上がっていくのを実感しています。
松井証券