2025年6月8日(日)放送の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』第22回(タイトル:「小生、酒上不埒にて」)、福原遥さん演じる“誰袖(たがそで)”についてのあらすじと感想です。
📖 第22回(6月8日放送)のあらすじ
吉原と江戸、それぞれの内紛
- 春町(岡山天音)が歌麿(染谷将太)との間でしこりを抱え、蔦重(横浜流星)からの指南役依頼に消極的に。
- 喜三二(尾美としのり)と歌麿が春町を説得しようとするものの、引きこもり気味の春町の態度は硬い様子でした。 (cinematoday.jp)
誰袖、意知(宮沢氷魚)に大胆な申し出
- 誰袖は田沼意知に対し、「蝦夷地(現在の北海道)絡みの件で協力する代わりに、身請けしてほしい」と迫ります。
- 続けて松前廣年(ひょうろく)にも接触し、“抜荷”—蝦夷地を通さず密貿易の証拠を掴もうと図ります。 (cinematoday.jp)
📌 第23回(6月15日放送予定)の予告的展開
- 本屋・耕書堂を飛躍的に成長させた蔦重は 江戸一の才覚者と呼ばれる存在へ。
- 誰袖は廣年を口説き、蝦夷地からロシア産琥珀を商人を介さず直接買い付けようと提案する場面が描かれています。 (artexhibition.jp)
🎭 誰袖(福原遥)という女郎役についての感想
絶妙な“色気”と“毒”の両立
誰袖はただの吉原の女性ではなく、江戸を動かす存在の一端を担おうとする野心家です。「身請けしてほしい」と身を投じつつ、蝦夷地の権益にまで迫るその振る舞いは、女性として、また商才ある知性として魅力的なキャラクターだと感じます。
ネット上の反応も一言で“怖い女”
- クランクイン!ではネット民が「恐ろしい」「破滅させる系女」と驚きを隠せない様子も紹介されています。 (crank-in.net)
こうした反応は、誰袖の真意や背景が視聴者に刺激的に伝わっている証拠ですね。
福原遥さんの演技力に脱帽
清楚なだけでなく、影のある深さやギラつきを醸し出す福原遥さんの演技が、誰袖というキャラクターに奥行きを与えています。静かなたたずまいの裏で“計算”や“策動”を内包しているかのような演じ分けは見事です。
✍️ 自分語りかつ余韻を残す文体で
「誰袖、こいつ…ただの女郎じゃねえな。」
自分も最初は、「花魁が身請け?甘いロマンス?」と思ったんですけど、福原遥さんは全く違う形でその役を体現してくれました。
色気と野心を持ち合わせつつ、江戸社会での立ち位置をひそかに築こうとする、その“下心”と“強かさ”が痛快でもあり怖ろしくもあります。
ネットでも「恐ろしい女」「消されない?」なんて声が飛び交ってますが、まさに視聴者を揺さぶる名演。次週の第23回では、琥珀ビジネスがどう転ぶのか、目が離せませんね。氷魚さん演じる意知との関係性も気になるところです。
🔜 次週予告
第23回「我こそは江戸一利者なり」(6月15日放送予定)では、江戸進出を目指す蔦重と、蝦夷地で駆け引きを続ける誰袖という二人の野望が交錯する回。ここからドラマがさらに熱を帯びていきそうです。
🔚 締めのひと言
誰袖が“身請け”だけじゃ済まさない、蝦夷地から琥珀を密貿易する…そんなひと筋縄ではいかない展開、視聴者としてワクワクが止まりません。来週も福原遥さんの“誰袖”から目が離せないですね!
もちろん、誰袖の身請け話は本当のことらしいとしても、密貿易にまで関わったのかはまったく残っていないようです。
そのあたりを脚本にいれるのは絶妙ですね。

田沼意次汚名を着せられた改革者/安藤優一郎【3000円以上送料無料】