石破茂首相、在任日数は約11か月。歴代首相の中でどの位置?
石破茂氏、ついに首相就任
2024年秋、自由民主党の総裁選にて石破茂氏が勝利し、第103代内閣総理大臣として初めて首相の座に就きました。
防衛、地方創生、農政などの分野で地道に実績を積み、何度も総裁選に挑戦してきた石破氏にとって、長年の夢が叶った瞬間でもありました。
私自身、石破氏の冷静かつ丁寧な話し方には好感を持っており、彼がどんな政権を作るのか注目していました。
在任日数と歴代ランキングは?
石破首相は、2024年10月1日に就任し、2025年9月7日に辞任の意向を表明。
実質的な在任期間は約 342日(11か月強)です。
歴代首相としては何位?
歴代首相の在任日数ランキングと照らし合わせると、石破首相の342日というのは次のような位置にあたります。
| 順位(概算) | 氏名 | 在任期間 | 日数 |
|---|---|---|---|
| 20位前後 | 石破茂 | 2024年10月〜2025年9月 | 約342日 |
| 25位 | 細川護煕 | 1993年〜1994年 | 263日 |
| 30位 | 宇野宗佑 | 1989年 | 69日 |
| 最下位 | 東久邇宮稔彦王 | 1945年 | 54日 |
つまり、短命政権とまでは言えませんが、1年未満の在任というのは政権としてはやや短い方に分類されます。
歴代最長&最短政権と比較すると?
■ 歴代最長:安倍晋三(在任通算3188日)
平成から令和をまたいで、長期政権を築いたのが安倍晋三元首相です。
第2次政権(2012〜2020年)が特に長く、外交・経済政策を安定的に推進しました。
📌 安倍政権時代はJリーグも盛り上がっていて、川崎フロンターレが連覇してた頃。
あの時代の安定感は今も印象に残っています。
■ 歴代最短:東久邇宮稔彦王(在任54日)
1945年、敗戦直後の激動の時期に首相となったのが東久邇宮稔彦王(ひがしくにのみや なるひこおう)。
皇族として唯一の首相で、54日間の短命政権となりました。
「一億総懺悔」のスローガンは、時代の混乱と責任感を象徴しています。
短くもインパクトある政権だったのか
石破首相の政権は、結果として約11か月という比較的短い期間に終わりました。
その理由は、2025年7月の参議院選での敗北に伴う政権運営の困難さと、党内の結束への配慮からの辞任とされています。
とはいえ、石破氏のような政策通が首相を務めた意味は小さくありません。
地方への視点、防衛の強化、官僚との関係性など、実務面での評価は今後の歴史が判断するでしょう。
あとがき:リーダーの評価は「在任日数」だけではない
私たちが歴史を語るとき、つい「長かったか短かったか」で人物を測りがちです。
でも本当に大事なのは「その間に何をやったか」。
石破首相の政権は短かったかもしれませんが、
政策への誠実さや「地方を見る眼」は、これからの時代に必要な視点だと思っています。
※本記事の内容は2025年9月13日時点の公的情報をもとに記載しています。